木火土金水 5つのエレメントで世界はできている と 古来風水では唱えていますが、実際にはもっとたくさんの素材があります。みなさんの住宅にある物で言えば ガラス・塩化ビニール類・油・プラスティック・天然ガス類・コンクリートなど どれも 5行に属さない別の素材で、5つだけで世界が成り立っているわけではないのです。
風水起源の時 4行でも、7行8行でもよかったのに どうして 五 を選んだのか?また なぜ 五黄土星が中央に位置し、ほかの数字より 重要視されるようになったのか。それには理由があります。
1つは この魔法陣。
縦横斜めすべてのラインの合計が すべて同数15とする魔法陣は 全部で8種類作れますが いずれも 中央に 5を 配置しなければなりません。
5 はほかの数字と違い 何か特別な能力が備わっているのではないか?と古代人は考えます。
さらに 正五角形。
このときの 対角線の比 対角線で分けられた2つの三角形の面積比、これは 1:1.618・・・ 黄金比率となっています。
この黄金比は 他の数字比とは違い 特別な性質があります。
・ フィボナッチ数列が 黄金比率に収束する。
・ 2種類の図形を使った非周期的な平面充填形 ペンローズタイル
・ √5
確かに、5 という数字は 他の数字と比べて 特別な性質が感じられます。古代人も この最も興味深い自然数 5 に魅入られた事でしょう。
人間が存在する前 数学・物理というものが 作成される前から 自然界にはこれらの法則が成り立っていたわけですから 古代人は 5 に神の存在を感じとったと思います。
4でも、6でもなく 5行となった理由はこのような事が原因です。
「神は確かにいるが そこに意識はない」 アインシュタインもこんな事を言っています。